筋トレをした翌日、「なんだか一日中眠い…」「頭がぼーっとする」「普段より疲れが抜けない」と感じたことはありませんか?
実はこれは、筋トレ初心者だけでなく、トレーニング経験者にもよく起こる現象です。
筋トレを行うと、筋肉は“壊れて修復する”というサイクルを繰り返します。この「修復のプロセス」に多くのエネルギーが必要になるため、体は休息を欲して眠気を感じるのです。
つまり、筋トレ翌日の眠気は“体が回復している証拠”とも言えます。
本記事では、筋トレ後に眠くなる原因と、その対処法をわかりやすく解説していきます。
「筋トレをしてから毎回眠い」「仕事に集中できない」という方は、ぜひ参考にしてください。
筋トレの翌日に眠くなる主な原因とは?
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筋肉の修復にエネルギーが使われる
筋トレ後、筋繊維は細かく損傷します。
その損傷を修復するために、体は多くのエネルギーや栄養素を使います。特に「たんぱく質の合成」や「筋肉修復に関わるホルモンの分泌」は、体内で非常にエネルギーを消費する作業です。
結果として、体がエネルギー不足になり、脳が「休みたい」「眠りたい」という信号を出すのです。
筋トレ後の眠気は、体がしっかり回復を促しているサインともいえます。
ホルモンバランスの変化による眠気
筋トレを行うと、テストステロンや成長ホルモンなど、筋肉を作るためのホルモンが多く分泌されます。
これらのホルモンは夜間に活発になる傾向があるため、トレーニング後に体が「睡眠モード」に切り替わりやすくなります。
特に夜遅くに筋トレを行うと、ホルモン分泌のリズムが乱れ、翌日に強い眠気を感じることもあります。
体内時計を整えるためには、夜遅くに筋トレを行う方はできるだけ、夕方〜夜の早い時間帯の筋トレがおすすめです。
自律神経の乱れによる疲労感
筋トレは「交感神経(活動モード)」を刺激する運動です。
そのため、トレーニング後にうまくリラックスできないと、自律神経のバランスが崩れ、眠気やだるさを感じやすくなります。
特に激しいトレーニングをした日は、睡眠の質が一時的に低下し、翌日に眠気が残るケースもあります。
ストレッチや深呼吸などを取り入れて、トレーニング後にしっかり「副交感神経(休息モード)」に切り替えることが大切です。
筋トレ後の眠気を防ぐ・軽減する方法
トレーニング後の栄養補給を意識する

筋トレ後は、たんぱく質だけでなく炭水化物も一緒に摂ることが大切です。
糖質を適度に摂取することで、エネルギー不足を防ぎ、筋肉修復をサポートします。
例)
• プロテイン+バナナ
• 鶏むね肉+おにぎり
など、バランスの良い組み合わせを意識しましょう。
睡眠の質を高める
筋トレ翌日の眠気を減らすには、「前日の睡眠の質」を上げることが重要です。
寝る前のスマホ・カフェインを控え、リラックスできる環境を作りましょう。
また、就寝の2〜3時間前までに筋トレを終えると、睡眠リズムが乱れにくくなります。
オーバートレーニングを避ける

毎日ハードな筋トレを続けると、体が常に疲労状態になり、回復が追いつかなくなります。
眠気やだるさが続くときは、思い切って「休養日」を入れることも大切です。
筋肉は“トレーニング中”ではなく、“休んでいる間”に成長します。
「休む勇気」も、上達の一歩です。
まとめ
筋トレ翌日の眠気は、決して悪いことではありません。
体が筋肉を修復し、強くなるためにエネルギーを使っている証拠です。
ただし、眠気が強すぎる・何日も続く場合は、トレーニング強度が高すぎる可能性があります。
栄養・休養・睡眠の3つをバランス良く整え、体の声を聞きながらトレーニングを続けましょう。
筋トレは「やる」だけでなく、「回復」も実力のうちです。
眠気とうまく付き合いながら、健康的にボディメイクを楽しんでいきましょう。

