毎日の通勤や通学で避けられないのが「電車で立ってる時や座ってる時間」。

実はこのときの立ち姿や座り方が、腰痛や猫背の大きな原因になっていることをご存じでしょうか。
正しい姿勢を意識するだけで、体への負担は大きく減り、姿勢改善にもつながります。
電車で悪い立ち方/座り方をすると起こる不調
・腰痛の原因になる

骨盤が傾き腰に負担が集中します。積み重なることで慢性的な腰痛に発展します。
・猫背が進行する

つり革に寄りかかる姿勢やスマホをのぞき込む姿勢は、背中を丸め猫背を悪化させます。首や肩のこりも強まりやすくなります。
・体幹が弱くなる
姿勢を保つ筋肉が使われていない楽な姿勢で立ち続けると、バランスを保つ筋肉が使われにくくなります。体幹が弱まるとさらに姿勢が崩れやすくなります。
電車でできる腰痛・猫背予防の立ち方/座り方
・足裏の3点で支える
かかと、小指の付け根、親指の付け根に均等に体重をかけるとバランスが安定し、腰の負担が減ります。
・お腹に軽く力を入れる
下腹部を軽く引き締めるように意識すると体幹が働き、自然と背筋も伸びます。
・膝を軽くゆるめる
膝を伸ばし切らず少しだけ余裕をもたせると、揺れを吸収しやすくなり腰への衝撃を防ぎます。
・スマホは胸の高さで
顔を下に向けすぎると首が前に突き出し、猫背やストレートネックの原因に。スマホはできるだけ胸の高さで操作しましょう。
電車を降りた後におすすめのストレッチ
立ち/座り姿勢を意識していても、電車での移動後は体がこわばりやすくなります。降りた後に数分だけストレッチを取り入れると、腰痛や猫背の予防効果がさらに高まります。
1.背伸びストレッチ
両手を頭上に伸ばし、背筋をまっすぐに伸ばす。30秒ほどキープ。
2.股関節ほぐし
片足を前に出して軽く膝を曲げ、股関節の前側を伸ばす。左右30秒ずつ。
3.肩回し
肩を前後に大きく10回ずつ回す。丸まった肩が開き、猫背改善につながります。
まとめ
電車での立ち方や座り方は腰痛や猫背に直結します。
・足裏の重心を均等に
・お腹と体幹を意識
・膝を軽くゆるめる
・スマホは胸の高さで
さらに、降車後に簡単なストレッチを取り入れると効果は倍増します。毎日の小さな習慣の積み重ねが、正しい姿勢と健康な体を作ります。